エリック・クリスチャン・オルセン
2009-09-23


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ERIC CHRISTIAN OLSEN(左から2番目)  1977/5/31 USA

コメディ、B級作品がお好きな方なら、この顔はわりと見てるんじゃないかと思うんですが。若手の傍役俳優のひとり。
私の記憶もそのほとんどがコメディ。しかも“おばか”。
なので、ビデオスルー作品がほとんど。日本のふつーの公開作品を中心に観ている方にはとんと馴染みがあるまい。CSやWOWOWなどで未公開作品を観る機会があれば覚えがあるかも・・・みたいな俳優です(笑)。

でもでも、最初に記憶しているのは「ローカルボーイズ」という青春映画だった。サーファーの青年で伝説のサーファーとの出会いで成長していくみたいなストーリー。ほぼ主演でそれなりにシビアな演技もしているけど当然劇場未公開。これからよく見る顔になるかな?と思いつつ、インパクトに欠けると思ったのも事実。
その次に見たのは劇場公開作品の「セルラー」。主演のクリス・エヴァンスの友人のひとり。これで「あ、あいつだ!」と確実に認識したんだと思う。でも、出演時間はたぶん10分そこそこ・・・。まあエヴァンスが孤軍奮闘するストーリーだからねぇ。

そしてそこからイメージを覆される“おばか”作品でお目にかかることになる。ロブ・シュナイダーの「ホット・チック」、「ビール・フェスタ」。未見なのだけどジム・キャリーの「Mr.ダマー」の新シリーズでキャリー張りのおばか振りを発揮しているらしい。その道に結構前向きなのか?

主人公の友人役で非常に印象深いのがザック・ブラフの「ラストキス」。マリッジブルーに陥る花婿の悪友仲間の一人。仲間の中にはケイシー・アフレックもいて、ブラフらしいヒューマン味のある佳作で、友人たちの描き方がいい。監督は温かい作品の多いトニー・ゴールドウィン。

「ライセンス・トゥ・ウェディング」もロマンティック・コメディ・・・主演陣にロビン・ウィリアムズが鎮座するかなりドタバタ系(笑)。ただ監督が「旅するジーンズ〜」のケン・クワピス。ロビン・ウィリアムズのこてこてキャラは好きじゃないんだけど押えるとこは押えてる。ロマンスもコメディも青春映画も爽やかな作品に仕上げるクワピスらしい。ここでのオルセンは結婚を控えるヒロインの幼なじみ。彼女の婚約者にとっては面白くない存在。得てしてお決まりのキャラだが、彼の言葉がポイントになったりしてちょっと役得かも。

新作は「サンシャイン・クリーニング」。エミリー・ブラントのチンピラのボーイフレンド。出演時間は・・・。日本公開作品だとこんなもんだ(笑)

一見ハンサムなので、いずれ主演作品も?と最初は思ったのだけどさっぱり! このルックスでコメディだと、大概、主人公の男の悪友の一人か恋敵。いつまでも友人の範囲で目立たないか、最後にヒロインに振られるとか、痛い目に遭うとか、そんなんばっか。
それなりのルックスなんだからいずれは映画で主役も張れる!とブレイクを待っている・・・と本人が思っているかどうか定かではないが、もう30歳過ぎてるし難しそうだなー。
なんてヒドイことばっかり書いてるが、本国ではTVシリーズからキャリアをスタートさせて、現在も映画にTV(「ER」「24」「ヤング・スーパーマン」「トゥルー・コーリング」など人気作品多数)に出演作品が多いし、このルックスだもの米国では固定ファンが結構いる人気者だと思う。

コメディにどっぷり浸かって、時々見せる弾けっぷりはなかなかのもの。やってる本人は楽しいに違いない。コメディに二枚目ルックスキャラは一人は必要不可欠。この位置をキープしていくのも悪くないのかもしれない。
コメディ以外も役の大きさにはこだわらず映画には出演を続けていってくれるといいなと思う。
[actor(ア行)]

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