2010年のベスト
2011-06-19


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何を今頃・・・。2010年のまとめが昨年以上にもたもたと今頃になってしまいました。
2010年は気分の落ち込みが激しく、映画鑑賞本数が激減(この現象は2011年に続く)。そのためかベスト10も集められませんでした。

★インセプション
(500日)のサマー
ハート・ロッカー
ヴィクトリア女王
ジョージアの日記

2010年の俳優:ジョセフ・ゴードン・レヴィット
(インセプション、(500日)のサマー)
2009年の女優:該当なし

旧作鑑賞が減りまくりで私ならではの珍品のベスト入りが皆無。われながら面白くもなんともないですねぇ。
劇場公開作品は当たりハズレが激しく、期待を裏切ってくれるものもあり・・・。

そんな中でベストに挙げた「インセプション」。全国公開系がベストになるのは久しぶりですね。しかも“でかぷー”主演作。彼の主演作はこの年には「シャッター・アイランド」がありました。これは2003年にベスト(だったと思う)「ミスティック・リバー」のデニス・ルヘイン原作。期待していたのにめちゃめちゃがっかり。でかぷー主演でスコセッシ監督だから不安はあったんだけど・・・的中!ところがところが、まさかでかぷー主演のSF作品がベストになるとは思わなかった。我ながらびっくり。でもこれは他のベストたる要因があったわけで。何と言っても「インセプション」における“夢”の映像表現は私が思う“夢”の感覚そのもの。鳥肌モノの臨場感で久しぶりに劇場でワクワク出来た作品でした。さらに共演のジョセフ・ゴードン・レヴィットのこの作品における存在は大きい。実に魅力的なキャラクターだった。他の共演者全員とのバランスが良いのも勝因。渡辺謙も今までのハリウッド作品の中で一番かもね。
でかぷー・・・やっぱりスコセッシ監督とはお別れすべきでしょう。

レヴィットは安心して観られる俳優の一人になりました。一昨年の「ルックアウト」で久しぶりに見たかと思ったらメキメキ成長。「(500日)のサマー」は等身大の青年役。普通で可愛げがあってストーリーに溶け込んだ魅力的なキャラクターを体現。今後も益々楽しみ♪

同じことがエミリー・ブラントにも言える。楽しみにしていた「ヴィクトリア女王」は期待に違わず魅力的な女王だった。どちらかと言えば地味でゴージャス美人女優ではない。落ち着いた雰囲気と意志の強そうなダークな瞳は女王役に合っていた。エリザベスとはまた違う恋にも素直な女性らしさも備えていて、ルパート・フレンド演じるアルバート公との夫婦像はとっても素敵。

「ハート・ロッカー」でジェレミー・レナーを持ってきた意外なキャスティングには大拍手。作品自体の完成度も高い。キャサリン・ビグローの作品は私にはハズレなしかも。
唯一の家観作品のベスト入り「ジョージアの日記」は女の子気分を満喫できる楽しい作品。知っている俳優が皆無にもかかわらず楽しいと思える作品に出会えるのは驚きを伴って幸せな気分になる。それがガールズ・ムービーだったので嬉しさひとしおだった。



そんなこんなで気が滅入って映画鑑賞もままならず、ブログの更新も出来ないでいた2010年。今年こそはとベストをまとめ始めた春先に、東日本大震災が起こりました。幸いにも私の福島県の地元は津波の被害も地震の被害にも遭わずに済んだのですが、事故の遭った原発から60q。今も両親は地元で暮らしています。震災から1ヶ月は精神状態が普通ではなかったなと思います。時間が経つとともに気持ちの切替ができるようになりました。ふと辛さが蘇ってくることはありますが、前を向いて息の長い復興支援をして行こうと思っています。


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[e.t.c.]

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