アントン・イェルチン
2009-06-21


禺画像]
ANTON YELCHIN  1989/3/11  ロシア

最近、話題作に次々出演で若手の頭角を現してきたアントン・イェルチン。最初は子役で数本、そんなに注目もしてなかったんだけど、その目覚しい成長ぶりにびっくりなのだっ。

珍しい名前だと思ったらロシア人なのね。両親はフィギュア・スケート選手でロシアの全国チャンピオン。その両親に連れられて生後6ヶ月でアメリカへ移住。スケートではなく演技の道に進んだアントン。やはり何かしら表現者としての血を受け継いでいるのかもね。

2001年のデビューは10歳で「ER」などテレビドラマのゲスト出演。
映画は「アトランティスのこころ」でアンソニー・ホプキンズと心を通わせる少年を演じた。結構印象深い役どころだし憶えている人もいるんじゃないかな。私も記憶に残っていた。顔がぽっちゃりした印象だったんだけどそうでもないかも。クリクリ巻き毛のせいかなぁ。

デビュー直後は「15ミニッツ」「マルホランド・ドライブ」などにも出演。モーガン・フリーマン主演の「スパイダー」にも出てたみたい。どれも全然憶えてないけど・・・。再見しようかなぁ。
しかしこうしてみると子役ながらにして個性的な作品、監督作、豪華な共演者と、俳優としては恵まれたスタートを切ったのだね。

そしてそのまま消えてしまう子役も多いんだけどね。それ以後姿を見かけてなかったのでその存在を忘れていたのだけど。今年、突然名前を見かけ、その姿にびっくり。7年も経てば当然ティーン俳優。しかしなかなかカッコよくなってたんだよね、これが。ちょっとジェイミー・ベルみたいな雰囲気もあり・・・。
「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」がそれ。タイトルも内容も個性的な雰囲気。共演がロバート・ダウニー・Jr.ってとこも気になった。富豪の息子だが家庭環境が原因でいくつもの名門高校を退学になり、とうとうやってきた公立高校。そこで学校も彼の周囲の人々も、そして彼の人生にも変化が起こる。
一筋縄ではいかないが、基本悪い子じゃない。ティーンネイジャーなりの細やかさが彼の個性とマッチしていた。ロバートとの相性も良くて作品的にもかなり面白かったし・・・。
個性的な作品にキャスティングされた彼。なんか面白い子かもと思った。

ら、今年の押し寄せるSF大作映画のトップを切って公開された「スター・トレック」で見た彼にまたびっくり!
クリクリ巻き毛に強烈なロシア訛り(そうか、ネイティブだもんね)。ちょっと、ちょっと〜カメレオン俳優の素質十分。やっぱりこの子は面白い。

そしてそして、真打はやっぱり「ターミネーター4」でしょう。しかもカイル・リース役ときたもんだ。
「ターミネーター」に関しては、マイケル・ビーンの時にも書いたかもしれないが、カイル・リースには思い入れがあって、今回かなり心配だったのだよね。マイケル・ビーンの若い頃がアントン・イェルチン・・・わからん、どうなんだろう・・・って。だって間違っても巻き毛じゃないし(笑)。「チャーリー・バートレット」ぐらいにしてどうにかカイルらしくなるだろうかと。ところがだ、登場シーンはかなり幼く見えてやや疑問だったんだけど、ストーリーが進みキャラクターに重みが増していくにつれて、ちゃんんとカイル・リースになっていくんだな〜。瞳の色が同系かもしれない。戦士になりつつある彼、やや淋しげな表情とその眼差しは確かに「ターミネーター」のマイケル・ビーンのカイル・リースを思わせるのよ。このキャスティング、お見事です。
当然、次もあるんでしょうね。楽しみですわ♪
(余談だが、私としてはアントンがマイケル・ビーンで疑問なら、クリスチャン・ベールでエドワード・ファーロングはもっと疑問なんだけど・・・。ニック・スタールの時は散々言われたのにくりべーだとスルーなのね。可哀相なスタール・・・)


続きを読む

[actor(ア行)]

コメント(全4件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット