ダンシング・ハバナ
2006-03-11


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ダンシング・ハバナ DIRTY DANCING 2 : HAVANA NIGHTS
2004 米 監督:ガイ・ファーランド
ディエゴ・ルナ ロモーラ・ガライ セーラ・ウォード ジョン・スラッタリー ジョナサン・ジャクソン ミカ・ブーレム パトリック・スウェイジ

1958年キューバ。アメリカの裕福な企業人の娘ガライはハバナの街で楽しそうにダンスに興じるルナに目が留まる。貧しいルナの家族を渡米させるだけの賞金を目指して二人はコンテストに向けて練習を始める。娘がダンスをするのもましてやパートナーがハバナの貧困層の青年だなどと両親は知る由もない。

恋とダンスの物語に母と娘の関係や貧困の差も含めた当時のキューバの政治情勢までがバランスよく構成されているのが作品に深みを与えていて良い。90年代のダンス映画「ダーティ・ダンシング」の流れを汲んだ作品で基本は他愛のないラブストーリーなのだが、主演の二人がとても魅力的で非常に楽しめた。
ダンスが密着度が高くて十分セクシーなのでラブシーンがあっさりしていてもとってもスイート。むしろ余計なベタベタ感がなくてルナとガライのふたりがキレイなままの印象なので後味がいいのだと思う。
ネタバレしてしまうが、結末はそれぞれの将来のために別々の道を行く・・・ようなのだが、ガライのモノローグは観客の気持ちをほっとさせて満足してラストを迎えられるあたりが心憎い。

今年、今までのところで一番幸せな気分になれた映画だった。劇場を出てからも自分の顔がにこにこしてるのがわかりましたもん。(側から見たらぶきみでしょうな)
これの直後に「アナとオットー」を観てしまいまして、あのラストがとってもとっても嫌でたまらなくなったのだった!

「ダーティ・ダンシング」のパトリック・スウェイジがガライのダンス教室の先生でカメオ出演。ちょっとの出演だけど彼の見事なダンスは健在で嬉しい。優しい表情がガライを見守っているようで意味のある出演だと思う。

しかしなんといってもヒロインのガライをしのぐルナ君のかわいいこと!もともと童顔だけどもうメロメロざます。日本ではガエルに人気を空けられた感がするルナ君ですが米国では彼の人気の方が高いのだそうだ。芸術作品傾向のガエルよりハリウッド作品に進出傾向のルナの人気があるというのは非常にアメリカ的だな。
ただいま追ってルナ君出演作品を追っかけ中につき、次回ピックアップ予定!

初出:2005/11/15(火) 午後 8:14


既出コメント:

予告で見たディエゴ君に魅かれて、いそいそと見に行ってしまいました(笑) 可愛らしさとラテンの色気は、ガエル君よりもディエゴ君かなぁ〜♪ この作品ではほとんど英語だったのが、残念でした。 ところで、一番色気があったのは、スウェイジのダンスだと思うのですが(苦笑)
2005/11/15(火) 午後 10:31 [ aikirin ]

でしょー!私も予告で目が釘付けになったのだ。スウェイジの色気はオーラを放ってましたね。あれと比べたらルナ君は確かに青いですわよ。それにしても幸せな映画でした。たまにはこういうのもいいです。
2005/11/16(水) 午後 11:36 [ mekabucchi ]
[映画レビュー]

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