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DAVID WENHAM 1965/9/21 オーストラリア
言うまでもないが「LOTR」のファラミアである。「二つの塔」と「ダスト」のどちらが先だったか憶えていないがどっちにしろこの数年のことには違いない。
前述のとおり気になりだしたのは「王の帰還」になってからで、さらにはまったのはその半年も後になってからという珍しい段階を踏んでやってきたまいぶーむだ。
'65年生まれのオーストラリア人で、国内でのキャリアのスタートは80年代。もう40代目前という意外にもおやじなのだった!
国内ではベテランの人気俳優のようで作品数はかなりの数にのぼる。が、オーストラリア映画が日本に入ってきたのはここ数年。米国であたらないと入ってこないのだと思われ、今、日本で観られる彼の出演作品は膨大な中のごくわずかという何ともファン泣かせなオーストラリア人俳優と言える。でもラッセル・クロウのように超メジャーになりハリウッド俳優になられるのもちょっと・・・微妙だな。
「LOTR」の次の出演作は「ヴァン・ヘルシング」。主演のヒュー・ジャックマンの相棒カールはこの作品のコメディパートを一手に引き受けたようなキャラクター。ファラミアで彼を好きになった人にはかなりびっくりだったのではないかと思われる。「ヴァンヘル」を観た当時はまだ“らぶ”ではなかったので「ファラミアの人だよな、チェック!」ぐらいの気分で観た。
そして数ヵ月後SEE版を観てはまってから再見。「この人って面白いかもー!」さらにimdbをチェックし始めて彼の印象がどんどん変わってきた。
最初の印象は当然ファラミア。複雑なキャラクターで演技力を必要とする。父デネソールの愛情を必死になって得ようとするも報われないあの哀しみ。指輪をめぐるフロドとサムとの関わりの中で見せる心情の変化。この人の表情の変化にはものすごく心を動かされる。ベテラン俳優の演技力の見せ所だったのではないだろうか。まずここで巧さは確信。
勿論次の作品もと思いきや、いきなりコミカルなカールだった。再見してはじめて気がついた「ムーラン・ルージュ」の役はおかまちゃん。次に観た「ハーモニー」は精神科の陽気な(?)放火癖のある患者。このダグを見て私はロバート・カーライルみたいだと思った。
なんだよなんだよくせものキャラクターだらけ。「LOTR」が一番普通の人みたいだ。ウェナムのカメレオン俳優度はかなりのものだと思うぞ。当たり前だが全部が全部くせのある役ではあるまい。たまたま日本で観られる作品に限って多かっただけだと思う。これから普通の人の役のウェナムが見られることもあると思うのだが、いやいや、どんどん攻めていってもらいたい。
もともとコメディは得意のようで本国でも結構あるみたい。「LOTR」のファラミアの次に「ヴァンヘル」のカールを選んだウェナム。なかなか頭がいい人な気がする。
やっぱり長くなりそうだ。次回につづくー。
初出:2005/5/24(火) 午後 10:56
既出コメント:
彼のカメレオンぶりは最高に楽しいし、どんなキャラを見せてくれるのか期待が膨らみますよね!どんなキャラもこなせてしまえるのも、キャリアのなせる業かな?個人的に、“ダウン・アンダー・ボーイズ”を見た時にロバート・カーライル的な役だと思いました! 映画自体もイギリス物に近い印象です。 “次回に続くー”を楽しみにしてます!
2005/5/25(水) 午前 6:26 [ aikirin ]
はじめまして。。新着から飛んで参りました。。私もその”珍しい段階”を踏んできた、遅ればせディヴィットファンです。。(^O^)/。。無類の映画好きだった私を見事ディヴィット一色に染められました〜。カメレオン俳優!ディヴィット。。役作りだけじゃなくて体型も表情も自由自在に操る彼(←作品ごとに別人)ーって、ある意味すごい能力ですよね。
2005/5/25(水) 午前 11:03 [ xxchishaxx ]
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