スチュアート・タウンゼント
2005-09-07


禺画像]
STUART TOWNSEND   1972/12/15 IRELAND

最近は俳優としてよりまずシャーリーズ・セロンの恋人として知られるタウンゼントだが、確かに俳優として印象に残る作品に乏しいのは事実だ。
私がまず思い浮かぶのは「シューティング・フィッシュ」なのだが1997年の作品。アイルランド人の彼の初期の作品でウィットに富んだ英国のコメディ映画だった。私はこの小気味よい作品が好きだし、くっきりはっきりした目鼻立ちで濃い系のタウンゼントにも結構好印象を持っていた。しかしその後はあまり見かけることがなく、近年になって「クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」「リーグ・オブ・レジェンド」でバリバリのメイクにフリフリコスチュームでの彼を見ることになりかなりびっくりした。似合っているのかいないのか意見が分かれるところだが、私はとにかく普通の役のイメージしかなかったので・・・。トム・クルーズが演じたレスタトのその後でしかもロックスター。はたまた実物のドリアン・グレイというなんとも奇想天外な役で作品自体は笑える代物だったのでタウンゼントの作品選びに少々疑問を感じたのだが・・・惹かれる何かがあったのかしらねぇ。

彼の代表作になるはずだった「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役はなんと撮影が始まってからヴィゴ・モーテンセンに取って代わられた。LOTR3 部作の挙げた成果を見ればなんとも気の毒な話だ。「王の帰還」がオスカーを総なめにした授賞式で、セロンの隣にいたタウンゼントの胸中がどんなものだったか計り知れない。今となってはモーテンセン以外のアラゴルンなど考えられないが、タウンゼントのアラゴルン・・・見てみたかった気がしないでもない。

「コール」「トリコロールに燃えて」では普通のタウンゼント復活。ちょっと少年っぽい感じが「シューティング・フィッシュ」の頃と変わらない。何が特徴というものがない気がするがその自然体が良いのかも。ちなみに両方ともセロンと共演。「トリコロール・・・」はそこまで必要か?とも思えるきわどいラブシーンの数々に幾分うんざりしたが演技はそこそこだったと思う。
これぞタウンゼントという作品にまだお目にかかってない気がする。もう少し出演作品を追いかけてみようかな。なんとなく面白い逸材のような気がしてならない。
初出:2005/4/25(月) 午後 11:01


既出コメント:

「シューティング・フィッシュ」のバッサリ前髪のオタク少年は、最高でしたね! ヴァンパイアもドリアン・グレイも、綺麗だったからOKです(笑)「シェイド」のギャンブラーも素敵だったなぁ〜 と言うことで、彼のアラゴルンも見たかったです!!どんな風に王の威厳を出してくれたのでしょう・・・
2005/4/25(月) 午後 11:59 [ aikirin ]

「シェイド」はリストに入っているのです。シルベスタ・スタローンがネックになっているのですがガブリエル・バーンも出てるのよね。悩むとこなんだなぁ。
2005/4/26(火) 午後 8:51 [ mekabucchi ]
[actor(サ行)]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット