ブノワ・マジメル
2005-09-04


禺画像]
BENOIT MAGIMEL   1974/5/11 FRANCE

私が今まで目にした中で一番美しいと思っている人はジュード・ロウなのだが、その次がブノワ・マジメルかなぁと思っている。次といっても私の嗜好がジュード寄りだっただけのこと。ジュードとマジメルの美しさはタイプが違う。ジュードのくっきりはっきりした顔立ちに比べてマジメルはややソフトな感じ。ジュードが彫刻ならマジメルは肖像画かな?

マジメルを初めて見たのは「王は踊る」だった。太陽王ルイ14世を演じた彼はまるでお人形のよう。あの特異なキャラクターは人間として魅力のあるものではないが、マジメルの整った容貌が逆に人間離れした王の個性をいっそう際立たせていたように思う。
魅力的な彼の美しさを目の当たりにしたのは「ピアニスト」だ。作品そのものは私には“うぎゃっ!!!”という代物で私の理解の範疇をはるかに超えてしまっているので感想は控えるが・・・、マジメルに関してはほんっとにきれいな人だなと実感。イザベル・ユペール相手に情熱的に恋心をぶつける時も、彼女の告白に動揺しまくる時も、嫌悪感剥き出しにして残酷なまでに冷たい態度をとる時も、あの美しい容貌だと激しさや衝撃が増幅されて感じられると思うのは私だけかな?

こういったドラマ性、芸術性が高めの作品が続いた後、気分を変えたかったのか彼はアクションもある動きの派手な作品に出演している。「スズメバチ」「クリムゾン・リバー2」がそうだ。かっこよくキメてくれるのかと思ったら、なんだかどこか頼りなくちょっと情けないキャラクターなのが妙に似合っていておかしかった。本人はもっとクールに決めたかったのかな?でもマジメルのタフガイなんてちょっと想像できないよね。

初出:2005/4/24(日) 午前 11:13
[actor(ハ行)]

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