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新たな恋の見つけ方 SOMETHING NEW
2006 米 監督:サナ・ハムリー
サナ・レイサン サイモン・ベイカー アルフレ・ウッダード ドナルド・フェイソン ブレア・アンダーウッド タラジ・ヘンソン
黒人であるがために人の倍努力し、働くことで会計事務所のシニアマネージャーまでになったと自負するキャリアウーマンのネイサン。次は共同経営者という彼女だが色気も男っ気もない。見かねた友人がセットしたブラインドデートに現れた男は白人のベイカー。偶然にも再会した庭師だという彼にネイサンが自宅の庭を任せるうちに、二人の距離は近づいていく。
黒人と白人の恋愛。キャリアと恋。無個性と個性・・・。なんてテーマは正直言ってどうでもいい。めかぶの映画の観方をご存知の方なら先刻承知のことと思うが、当然ベイカーが好きで、レイサンは全然好みじゃない。したがってこの取り合わせに納得いかないので、評価は低い。
はずなのだ、普通は。
確かにラブストーリーとしてはよくある話で面白くもないのだが、惹かれてしまうポイントがひとつだけ。何がこんなに惹かれるのかって、やっぱりサイモン・ベイカーに他ならない。相手役が好きじゃないのもぶっ飛ぶくらいのいい男。
ルックスは私の好みといってもそんなに極端なハンサムではない。じゃあ何にそんなに惹かれるのか?
ベイカー演じる庭師のブライアン。彼のキャラクターが死ぬほどいい男なのだ。これはジェイク・ウェバー演じる「ミディアム」のジョーに匹敵するいい男だ。うぬー、理想かもー。
ヒロインに比べて彼の生い立ち、素性はあまり語られない。堅気の(?)ビジネスマンの時代に好きだった植物をオフィスに持ち込んだら数が増えていき、仕事よりそっちが本業になった。なんてジョークみたいな過去話しか出てこない。
白人だったことで相手にもされなかった彼女から仕事を与えられ、少しずつ歩み寄りを見せる彼女に絶妙のバランスで距離を縮めていく。でもそれは彼のテなのではなく、自然さが成せる技とでも言おうか。こんなに心地よく近づいてきてくれるなら、誘われてしまうさ。
ゆっくり、さらりとしたしなやかさで相手の色を変えていくような。といっても、彼の色じゃなくて彼女本来の色(魅力)を誘い出してくれるような。
彼は自然。感情は素直。強引じゃないけど引きはしない。
無理強いもしないけど・・・自分も無理はしない。
ここがいいのかも。
相手に難はあるものの、ベッドシーンも最近では当たりのキレイさというか、ちょっと・・・ざわっとする感じ(照)。
妙に色っぽいような、色っぽくないような〜。
ま、興味があったら観てくれたまえ!
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