ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
2007-07-21


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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX
2007 英 監督:デヴィッド・イェーツ
ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン マイケル・ガンボン レイフ・ファインズ ゲイリー・オールドマン イメルダ・スタウントン ヘレナ・ボナム・カーター ジェイソン・アイザックス デヴィッド・シューリス ブレンダン・グリーソン マギー・スミス アラン・リックマン エマ・トンプソン ロビー・コルトレーン ワーウィック・デイヴィス ジュリー・ウォルターズ ケイティ・ラング マシュー・リュイス エヴァナ・リンチ ジェームズ&オリヴァー・フェルヴス ボニー・ライト トム・フェルトン ロバート・パティンスン ハリー・メリング リチャード・グリフィス フィオナ・ショウ ジョージ・ハリス

セドリック(パティンスン)の死の一件でヴォルデモード(ファインズ)の復活を訴えるハリー(ラドクリフ)とダンブルドア(ガンボン)だが魔法省は頑なに否定する。さらにホグワーツにアンブリッジ(スタウントン)を闇の魔術の防衛術の教師として送り込み徹底して防衛術の不要を提唱。しかしそうしている間にもヴォルデモードは力を増していく。不安を覚えるハリーたちはシリウス・ブラック(オールドマン)から聞いた騎士団を新たに結成する。

内容は、いやはやダークでヘヴィー。このシリーズ一番だろう。ハリーの心情面に突っ込んだストーリーだし、ファンタジーとしては明るい面がほとんどなくひたすらダーク。とにかく主要3人にほとんど笑顔が見られないのだからいかに重たいかが伺えるかと言うもの。原作がそうなのだろうし、今回は物語の中でも重要な転換期のようなので仕方がないのだろうが、難しさや怖さの面でも小さなお子様には絶対に向かないかと。小学生高学年でも子供によって微妙っぽい。ハリーにとって辛いところが多いのでちょっと可哀相なんだよね。
今回の中で唯一ハリーが心を和ませるせっかく親しくなったチョウ・チャンをこういう風に使うのも痛々しいし(!)。ネヴィルのエピソードも辛いなー。
逆にシリーズが始まった当時ハリーたちと同じ年頃で同時に観始めた子供たちには成長の度合いもリアルに感じられるだろうし感慨深いかもしれない。

私の目からするとー、ロンがカッコよくなってきた!最初の長髪はどうかと思ったが今回はいい具合に馴染んでるし。顔の輪郭が顎のラインがシャープになってきりっとした印象を増している。でもロンはやっぱりロンっていうキャラクターの徹底も嬉しいところ。

次回作が出てくるたびに増えていく英国人俳優ラッシュ。これに起用されないと英国人俳優は淋しいと感じるようになるかも?
ちょっとだったけどルーピン先生のでびしゅーが嬉しいし、エマ・トンプソンも健在。意外だったのがルシウス・マルフォイのアイザックスの存在感がかなり大きかったこと。邪悪感増大!ヘレナ・ボナム・カーターはこれでは済まないだろうと思うのだけど。
3作目の「アズカバンの囚人」が私は好きなのだが、これが好きだった人には今回も好印象かもしれない。かなりダークだが全体的に見れば私は好きだ。原作はまだ「アズカバンの囚人」を読んでいる最中。早く「不死鳥の騎士団」を読みたくなった。

ファンタジー映画好きとして毎回欠かさず観てきたが、面白いとは思うものの今まではこうして感想をまとめるまでに至らなかったのだが・・・うーむ、今回の「不死鳥の騎士団」は思い起こすといろいろ言葉が浮かんでくる。ホントに気に入ったみたいだな。(笑)
[映画レビュー]

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