ジョッシュ・ルーカス
2005-09-03


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JOSH LUCUS   1971/6/20 USA

「メラニーは行く!」のリース・ウィザースプーンの田舎の夫。この時の彼が今まで見た中で一番魅力的なルーカスだった。一見野蛮で神経がずぶとそうに見えて本当は、愛だとか信念は口にしないけど行動で示す実直な奴。がんがん悪口暴言吐きまくるくせにその目は“愛してる”って言ってるんじゃん!みたいなかわいい男。ルックスは甘めのハンサム。コメディにも対応でき、アウトローっぽいキャラクターが良く似合っていた。

その甘めのルックスとは裏腹にダミ声に近いハスキーボイスが意外で渋い!この声は悪役や憎まれ役の時に抜群に活かされる。「ハルク」の嫌味な奴。「セッション9」の狂気に走る男、「ディープ・エンド」のゲイ男、「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」のローラ・リネイのろくでなしの前夫がこのタイプ(ほとんどそうじゃん・・・)。「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」はたったワンシーンだけなのに、このダミ声と息子に対する態度だけで強烈なダメ父の印象を残した。

「ウォルター少年と夏の休日」ではハーレイ・ジョエル・オズメント演じるウォルター少年の成長後。“そうかぁ?”と思うか“なるほど!”と頷けるかその辺は微妙だが私はなんとなくいいんじゃないかなーと思って観ていた。いい人も悪い奴も自在に演じ分けが可能のようだ。基本的にはきっちりスーツを着てばっちりキメてるよりもブルーカラーの労働者やアウトローな自由人タイプの方が生き生きして見える。
まだこれだ!という大役はないように思うが、ハリウッドのエンタメ系からインデペンデント系まで大小さまざまな作品に幅広く活躍しているよう。ハンサムに目がない人ならすぐにチェックできるはず。今後のルーカスに注目だ。

初出:2005/4/21(木) 午後 6:52
[actor(サ行)]

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