ショーン・ビーン
2005-08-14


禺画像]
SEAN BEAN  1959/4/17 UK

ハリウッド映画の中に見つけてルーツを辿ってみたらすっかりはまってしまった英国映画。豪奢な英国史・貴族文学系、現代労働者階級系、ギャング・クライムアクション系などが目立った傾向だがそのどれにも感じられる“グレーっぽい空気”が私はとても好きだ。常にどんよりと曇っているロンドンの空という勝手なイメージが先行している気もするが、何かグレーのフィルターを1枚かませたかのような雰囲気がいつも映像から感じられるのだ。何でなんだろう?

さてショーン・ビーンに惹かれたのは「ドリーム・ゴール」という小品だった。労働者階級のビーンがプレミアリーグ入りを目指すというサッカー映画。ビーンに惹かれただけでなく労働者階級系の英国映画が特に好きになったきっかけの映画なのでもう一度観たいのだけどレンタルで見かけたことがない。実は観たのがあまりに前のことなので詳細を憶えていないのだが、くじけそうになりながらも夢をあきらめられない揺れる心境の演技に心を奪われていた。舞台はシェフィールドだったか・・・。

「パトリオット・ゲーム」での弟を失った悲しみから復讐を決意するIRAの闘士、「ロード・オブ・ザ・リング」でのボロミアでも彼の苦悩の表情には訴えるものがあって観る側に迫ってくる。また大柄で頑強そうなイメージがあってハリウッドでの大作の脇役や悪役に重宝される一方で、穏やかなキャラクターの時の彼はとっても人のよさそうな笑顔も見せる。そんなギャップも悪役を含め深みのあるキャラクターを演じられる彼の大きな魅力だと思う。
初出:2005/3/26(土) 午前 1:16


既出コメント:

歳と共にどんどん渋く深くなって素敵です。若い頃の笑顔も最高なんですが(笑) チンピラ風のワルが、実は似合ってると思います。(苦笑)
2005/3/30(水) 午後 11:00 [ aikirin ]

豆にいちゃんはほんとに渋くなりましたね。「ナショナル・トレジャー」は久しぶりに途中で消えない役でうれしかったー(笑)。次はじっくり演技してる作品が観たいです。
2005/3/31(木) 午後 9:25 [ mekabucchi ]

昨年のクリスマス映画「ポーラー・エクスプレス」で列車の屋根の上に 住み着いているユーレイ?おじさんがとてもビーンに似ていると私は思っているのですがいかんせん、周りに同意してくれる人がいません。もし機会があったら確認してみてください。
2005/3/31(木) 午後 9:41 [ kristin65226 ]
[actor(サ行)]

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